「国内初!!」 いいたてまでいな再エネ発電所 クロス発電 営業運転開始のお知らせ
太陽光発電と風力発電を、効率よく組み合わせて発電する「いいたてまでいな再エネ発電所」(以下、本発電所・発電所名申請中 )が、2020年9月4日より営業運転を開始しましたので、お知らせ致します。
本発電所は、飯舘村の村有地(約14ha)にて、2016年3月に太陽光発電所として竣工し、運転を開始しております。当初から計画していた風力発電設備の併設について、2018年4月より設計・建設を始め、このたび風力発電設備の運転開始と共に「クロス発電」の営業運転が開始となりました。
本発電所の年間発電量は2,700万kWh(一般家庭約4,100世帯分の電力に相当。4kW/世帯)を見込んでおり、全量を東北電力株式会社に売電します。
東光電気工事は”までいの心”で発電所を見守りながら、飯舘村と共に再生可能エネルギーの供給を通じて、復興を推進することを目指します。
■クロス発電とは
本発電所でのクロス発電とは、太陽光発電所に風力発電設備を増設することで、発電効率を向上させることを目的としています。太陽光と風力を合わせた発電量が、契約電力量である連系枠の10MWを超えそうな時に太陽光発電と風力発電の出力を効率よく制御することで、連系枠を超えないようにします。このシステムを「クロス発電」といいます。≪特許取得済 (特許第6514735号 )・商標登録済 ( 登録第6034245号 )≫
このような既設発電所の連系枠を活用して他の再エネ電力を連系する本事業は、国内初の取り組みです。また、太陽光発電や風力発電に問わず、異なる再生可能エネルギーで発電した電力の連系を可能にし、再生可能エネルギーの拡大普及に貢献できると計画しています。
■発電所:いいたてまでいな再エネ発電所( 発電所名申請中 )
1)事業地 福島県相馬郡飯舘村飯樋字花塚山1番2他
2)発電規模 太陽光発電( 東サイト・西サイト・北サイト 合計 )
発電機出力 11,805kW
発電出力 10,000kW
風力発電( 西サイト )
発電機出力 3,200kW × 2基
発電出力 6,400kW
3)接続 東北電力(株)66kV原町線2号線NO.38鉄塔
■事業運営主体(SPC):いいたてまでいな再エネ発電株式会社
1)設立 2013年2月14日
2)所在地 福島県相馬郡飯舘村伊丹沢字山田58
3)資本金 9,000万円(東光電気工事(㈱)55%・飯舘村45%)
4)代表者 代表取締役 原 隆之( 東光電気工事(株) 再エネ事業部 営業部長 )
(参考)いいたてまでいな再エネ発電所 2020.9.3現在