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株式会社ホワイトデータセンターへの出資のお知らせ

 東光電気工事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:青木宏明)は、株式会社ホワイトデータセンター(本社:北海道美唄市、代表取締役社長:伊地知晋一)へ出資いたします。

 株式会社ホワイトデータセンターは、株式会社共同通信デジタル(本社:東京都港区、代表取締役社長:細田正和)が本年4月1日に設立した、ホワイトデータセンター事業(以下、WDC事業)を推進する新会社です。弊社は、株式会社ピーエス三菱(本社:東京都中央区、代表取締役社長:森拓也)、株式会社雪屋媚山商店(本社:北海道美唄市、代表取締役:本間弘達、以下「雪屋媚山商店」)などと同社へ出資し、WDC事業へ参画、5年後には7億円規模の売り上げを目指します。

 WDC事業では、「CO2排出量ゼロ」のデータセンターとして、豪雪地で処理に困っている雪を、冷熱エネルギーとしてサーバーの冷房に使用、またサーバーからの廃熱と雪冷熱を空調に利用し、農産物の栽培や陸上養殖等も行います。加えて地産地消型の再生可能エネルギーの発電事業も計画しております。

 

■WDC事業 経緯と取り組み

弊社は電気工事を中心に、データセンター工事や再エネ事業、アグリ事業に取り組んでいる中で、北海道美唄市及び雪屋媚山商店を中心とする「美唄自然エネルギー研究会(1997年発足)」によるホワイトデータセンター構想(以下、WDC構想:2008年提唱、2014年から5年間NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の実証実験に採択)と出会いました。そこで弊社は、2020年9月にWDC構想の周辺事業の一つである、白きくらげ栽培の共同研究を開始しました。そして次の段階として、株式会社ホワイトデータセンターに出資し、WDC事業に本格的に取り組んでまいります。

 

■WDC事業とは

WDC事業は、除雪の冷熱と再生可能エネルギーを利用することで、CO2排出量ゼロを実現するデータセンターです。100%再エネのデータセンターを作ることは技術的に難しくありませんが、商業利用に耐えうるコストパフォーマンスを持ったデータセンターを作ることは、非常にハードルが高いといえます。 WDC事業ではこのハードルを大きく下げるために、除雪の冷熱を利用しています。これにより※PUEは夏期でも1.04という、国内トップクラスの省エネデータセンターを実現しました。

また今後はWDCを利用する企業が※Jクレジット認証を受けられる環境を整えることで、企業のCSRに貢献します。

 

※PUEとは

Power Usage Effectiveness(電力使用効率)の略で、データセンター内の設備が使用するエネルギーの効率を表す指標です。夏期のPUE値1.04は、国内でもトップクラスの省エネデータセンターといえます。

計算式:データセンター全体の電力使用量 ÷ サーバー機器の電力使用量 =  PUE

 

※J-クレジットとは
省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組による、CO2 などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。創出されたクレジットは、低炭素社会実行計画の目標達成への使用や企業へ売却することが可能です。

(J-クレジット制度ウェブサイトより)

 

■会社概要
社名:株式会社ホワイトデータセンター
設立日:2021年4月1日
本店所在地:美唄市字茶志内3623番地10
代表取締役:伊地知 晋一(株式会社共同通信デジタル代表取締役専務)
Webサイト: https://w-dc.info/

 

担当
電話:03(3518)2706(東光電気工事株式会社 創造業務部)
メールアドレス: toko-souzou@tokodenko.co.jp
担当:根津