安全・品質方針
当社は顧客に信頼・信用され続ける技術者集団を目指し、社員及び施工関係者の健康と安全を最優先として、労働環境の改善や人材育成に注力します。施工体制の充実化を図り、お客様の期待を把握し、より一層の顧客満足度向上を目指して、高品質、且つ安全な施設を提供します。
社員及び施工関係者がいきいきと安心して働ける環境を整え、技術力の追求に向けた活動・教育を継続して実施してまいります。
- 1 働き方改革推進と施工効率化による生産性深化
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- (1)社員の適正配置(人員・能力を考慮)による施工体制確立
- (2)従来業務区分の抜本的見直し、分業・平準化促進
- (3)DX 推進・技術開発による業務効率向上
- 2 協力会社との連携による施工力強化
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- (1)協力会社との連携強化による強固な施工体制確立
- (2)原価の明確化と調達力強化によるコスト競争力強化
- 3 次世代への技術継承、社員教育強化による技術者集団確立
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- (1)社員技術力・現場力強化の教育体制整備と教育実施
- (2)多様化した顧客ニーズへの対応と VECD・技術提案力強化
- 4 高品質且つ安全な施設の提供
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- (1)顧客ニーズに基づいた施工とフィードバック収集によるサービス向上
- (2)本社・支社連携による安全品質管理体制強化
- (3)施工データベース等を基にした類似災害撲滅
- (4)当社独自の品質マネジメントシステムの運用による品質評価・継続改善
安全管理
労働災害は、あってはならないもの、絶対に起こしてはいけません。
事故や災害が起きる要因を事前に取り除き、職場で働く方々が常に安心して働ける職場作りを目指します。
現場社員・協⼒会社作業員への声掛け 〜現場巡視パトロール〜
建設現場での労働災害や事故を未然に防ぐことを目的とした活動に「安全衛生パトロール」があります。現場管理者が見落としがちなことや、危険な箇所を事故が起きる前に是正することが大切です。作業者は作業に夢中になると廻りがよく見えなくなることがあります。現場巡視時には常に作業者へ声掛けを行い注意を喚起する必要があります。
- 全社一斉安全パトロール(10月)
- 役員督励パトロール(2月・6月)
- 管理者パトロール(毎月適時)

過去の失敗事例に学ぶ 〜「KYナビ®」システムで予め危険を予知〜
類似災害の撲滅と安全文化の確立を目指し、危険予知活動ナビゲーション「KYナビ®」をNPO法人失敗学会と共同開発し、2023年5月から運用を開始しました。
本システムは、労働災害や事故の記録を10年以上収録し、PCやタブレット、スマートフォンからアクセス可能です。
「何をするのか」や「どこで作業するのか」などを検索し、類似の災害・事故記録を閲覧することで危険予知活動を強化し、再発を防ぎます。

安全衛⽣の基本を⾝に着ける 〜職⻑教育・各種特別教育〜
当社の社員が講師となり、社員、協力会社職長・作業員を対象に各種安全衛生教育を市川研修センターで実施。考課試験実施後、合格者には当社にて資格証(公的資格)を交付。100%の合格率で手厚く指導しています。
(例)
- 職長・安全衛生責任者教育
(初任時及び、能力向上教育は概ね5年で実施) - 低圧電気取扱者特別教育
- 高圧・特別高圧取扱者特別教育 ・・・ etc

品質管理
当社の品質管理は、『顧客満足』『継続的な品質の維持・改善』の実施に向けた品質向上を目指すため、以下を目的としています。
- (1)お客様の期待を把握し、満足度向上を目指す
- (2)品質向上のための技術を追求する。また、利益を生むための技術を追究する
- (3)東光-QMS(当社独自の品質マネジメントシステム)の運用により、品質の評価と改善を継続的に行う
重要検討事項と品質トラブルの抽出 ~施工前検討会(ワイガヤ会議)~
現場施工開始前に施工担当者や支社関係者だけでなく、本社の安全品質・教育管理部、工事管理部、過去の類似現場経験者や有識者も参加する事前検討会(ワイガヤ会議 ※)を実施します。
ここでは、未経験の事柄について経験者から助言を受け、より良い施工・品質を目指す為に様々な問題点や品質トラブル防止策について意見を出し合います。
- ※参加者誰でもワイワイガヤガヤ忌憚なく意見を出し合う、当社独自の会議名称

施⼯品質の確保 ~三段階の社内⼯程内検査~
当社では独自の品質基準に基づき、現場で施工品質計画書を作成します。品質管理責任者はその実施状況を随時確認し、品質を確保します。
工程内検査は中間時、受電前、竣工時の三段階に分け、社内チェックシートに基づいて確認します。品質管理部も参加し、重要な指摘事項は年度ごとに取り纏めて全社共有し、チェックシートを見直して改訂版を発行します。これにより、現場間の品質のばらつきを防止しています。

品質マネジメントシステム ~当社独自の東光QMS~
2022年11月、品質に対する意識、及び管理レベルの向上を受け、25年間継続していたISO9001品質マネジメントシステムの認証を自主的に取下げ、更なる品質維持・向上を目的として、当社独自の品質マネジメントシステム(東光QMS)を構築、現在も運用しています。
品質向上の取り組みとして、「PDCAサイクル」を基準に、「PDR※サイクル」を新たな試みとして取り入れています。
- ※Prep(準備)、Do(実行)、Review(評価)スピーディーに遂行したい業務に適したフレームワーク

技術者教育
技術者教育の考え方
創業以来ブレない教育方針です。時代を先取り、時代の変化に対応する技術力の向上は諸先輩方から受け継いだ伝統となっています。
それは人と社会のために尽くすこと』
- 技術の東光:技術力を向上させるための教育研修の実施
- 良心的な電気工事:現場力・人間力を養う教育研修の実施
優れたエンジニアの育成 ~市川研修センター(体験型)~
当社では、社員や協力会社の技術社員、客先など、全ての関係者を対象に電気工事の基本研修や国家資格取得の支援を行っています。
実習室では、実際に動作させたり実物に触れながら学ぶことで、実践に役立つ効果的な研修を実施しています。当社の電気設備工事は多岐にわたり、受変電設備(屋内キュービクル)、電灯設備(電灯分電盤)、動力設備(動力制御盤)などの施工例を学ぶ環境を提供しています。

効率的な学習環境の整備 ~技術系単位研修制度~
2020年度より開始した技術系単位研修は、前年度までの年代別集合研修とは異なり、自主性を重視した環境作りを目的として始めました。自ら学びたいと思う時が最も身に付きます。科目数は計31科目(2025年度時点)で、年に2回実施し、自分の業務スケジュールに合わせて日程を選べるシステムが好評です。研修内容は、現場でのまとめ方やテクニック、座学での技術知識、最先端技術、創造の重要性を教え、現場対応力や人間力を養っています。

各種公的資格取得を援助 ~資格取得補助・体験型教育~
個人のキャリアアップに欠かせない国家資格取得支援として、電気工事士、1級電気工事施工管理技士、第三種電気主任技術者、技術士などの資格に向けた研修を行っています。
安全教育の一環としてVRを活用し、過去の事故や災害をバーチャル体験することで安全意識の向上を図っています。VR技術ではリアルに再現したコンテンツで、若年層や未熟練者が正しい手順を学ぶ機会を提供しています。

技能研修に特化した研修施設 ~つくば技能開発センター(茨城県つくばみらい市)~
つくば技能開発センターは、当社および協力会社の新入社員や中堅社員を対象としたフォローアップ研修や各種講習会を通じて、技術力の継承と向上を目的として、2018年に開設されました。
充実した設備と熟練技術者による実践的な指導を通じて、現場で役立つ技能を習得できます。内線工事向けには電気工事士実務試験を想定した実技研修を実施し、送電線向けには鉄塔を設置して、実際の現場と同様の環境で訓練が可能です。また、研修生向けに宿泊施設も用意し、参加しやすい環境を整えています。

